<落書き>伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に
blog開設とのタイミングで後だしじゃんけんみたいで恐縮ですが・・・。
イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした大学生や野球部監督の話題で、メディアは連日大騒ぎ。
第一報を見た時から、違和感を感じ、白けていました。
どうせ大聖堂に限らず、あちらの文化財は落書きだらけ。日本人による落書きだけを映し、さも大問題なような報道が繰り返された。
「落書きという行為」と、TV等による「作為的報道」とでは、どちらがモラルとして逸脱しているか考えるまでもない。報道という、なかば権力によって落書きをした人達に必要以上の制裁を与えてしまったことだろう。
日本人の感覚では、そのような文化財に落書きをすることはモラルに反するが、ことイタリア人にはそれがまるまる当てはまるわけじゃない。
そんな落書きを残す習慣も極端な言い方をすれば、それも文化と言えなくもない。
郷に入っては郷にしたがえ
世界遺産に落書きをするなんて・・・・って言っている文化人気取りも多い。
日本人はメディアによる操作もあり、「世界遺産」ってものに大変ありがたがる傾向がある。
観光ビジネスから始まり、色々な利権に絡むもんで、大きく持ち上げます。
本質的に世界遺産に認定されるってことが何を意味しているのか、見直す良い機会です。
ちょうど良いエントリーを見つけたので、紹介しておきます。
世界遺産とは?
世界遺産なんて言葉に惑わされずに、しっかり自分の目で「良いものは良い」と感じられる精神性と文化性を身につけるのが本当のあるべき姿。
もっとも、良いもの悪いものに限らず、落書きはすべきではないことは、最後に付け加えておきますが、テレビで文化人気取りをしているコメンテーターの顔には、落書きしてやりたい気分です。
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